合同会社の設立手続き
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合同会社の本店登記は自宅かバーチャルオフィスか|代表社員の住所は公開される・法人口座・月額相場で比較

本店は自宅かバーチャルオフィスか 合同会社は代表社員の住所が公開される
gou
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📢 本記事は、副業から合同会社を設立して4年目のゴウが、自分の経験と法務省・各サービスの公開情報をもとに書いています。料金は2026年9月時点の各社公式サイトの表示(税込)で、変わることがあります。 一部にアフィリエイト広告(PR)を含みます。

合同会社を作るとき、本店所在地を「自宅」にするか「バーチャルオフィス」にするかは、設立前に決めなければいけないことの一つです。副業のひとり会社は自宅登記が多いのですが、合同会社の代表社員の住所は登記簿に載り、誰でも取れるという事実は知っておいたほうがいい。この記事では、自宅とバーチャルオフィスをリスク・法人口座・費用で比較します。

ゴウ
ゴウ
私はいま、会社の住所にバーチャルオフィスのレゾナンスを使っています。「自宅の住所を会社の顔として出さない」ことの安心感は大きいです。合同会社は、株式会社のような代表者の住所を隠す制度の対象外なので、住所を出したくないなら本店の場所で対策するしかありません。

結論:住所を出したくないなら、合同会社はバーチャルオフィス一択に近い

2024年10月から、登記簿の代表者住所を非表示にできる「代表取締役等住所非表示措置」が始まりました。ただしこれは株式会社の代表取締役・代表執行役・代表清算人が対象で、合同会社の代表社員は対象外です。合同会社は代表社員の氏名と住所が登記事項なので、自宅を本店にすると、自宅住所が本店として、さらに代表社員の住所としても登記簿に載ります。

🏠 自宅を本店にする
✅ 費用ゼロ
✅ 郵便物・書留がすべて自宅に届く
✅ 法人口座の審査で「実体」を説明しやすい
⚠️ 本店住所=自宅住所が登記簿・国税庁の法人番号サイトで公開
⚠️ 賃貸なら「住居専用」の契約違反になることがある
⚠️ 合同会社は住所非表示措置の対象外
🏢 バーチャルオフィスを本店にする
✅ 月500〜3,000円程度で都心の住所が使える
✅ 自宅住所を本店として公開しなくてよい
✅ 郵便物の転送、電話転送のオプション
⚠️ 代表社員の住所は別途登記される(本店とは別欄)
⚠️ 書留・本人限定受取郵便など受け取れないものがある
⚠️ 許認可業種は使えないことがある
⚠️ 合同会社ならではの注意
  • 本店をバーチャルオフィスにしても、代表社員の住所は登記簿に載る(会社法の登記事項)。「会社の住所」と「代表者の住所」は別の欄で、後者は隠せない
  • それでも、取引先・名刺・サイト・請求書に書く「会社の住所」が自宅でなくなる効果は大きい。登記簿を取りに行く人と、名刺を見る人の数はまったく違う
  • 株式会社なら住所非表示措置が使えるが、融資や不動産取引で不便になると法務省も明記している
🆕 2026年12月(予定)から、合同会社の代表社員も住所を非表示にできる見込み
  • 上で「合同会社は対象外」と書いた住所非表示措置が、合同会社の代表社員を含む「すべての会社・法人の代表者」に拡大されます。改正する商業登記規則等は2026年10月30日に公布され、施行は2026年12月の予定です(施行日は法務省の案内で確認してください)
  • 非表示にしても市区町村までは表示され、申出は登記申請(設立・本店移転・代表社員の変更など)と同時に行う形になる見込み。既存の会社がどの登記と一緒に申し出るか、添付書類に何が要るかは施行後の法務省の案内待ちです
  • 非表示にすると、登記事項証明書で代表者の住所を確認できなくなるので、融資・法人口座・契約の本人確認で別の書類を求められることがあります。「本店はバーチャルオフィス+代表社員の住所は非表示」の組み合わせが可能になるので、施行後にこの記事を更新します
  • 出典:e-Gov パブリックコメント「商業登記規則等の一部を改正する省令案」結果公示(2026年10月30日公布)、法務省「代表取締役等住所非表示措置について」(2026年11月時点)

法人口座は開けるのか

「バーチャルオフィスだと法人口座が作れない」とよく言われますが、正確には銀行によるです。GMOあおぞらネット銀行は公式に「登記されている法人所在地がバーチャルオフィスであっても口座開設は可能」と明記しています。見られているのは住所そのものより、事業内容が明確か、書類に整合性があるか、Webサイトなどで事業の実体が確認できるかです。

銀行の種類バーチャルオフィス本店の扱い審査で効くもの
ネット銀行(GMOあおぞら など)可能と公式に明記している行がある事業内容の明確さ、HP、書類の整合性、資本金
メガバンク・都市銀行公式に不可とは書いていないが、実体確認が厳しい傾向事業実績、面談、事務所の実態
地方銀行・信用金庫営業エリア内なら相談の余地地域とのつながり、面談

※各行の公式情報と公開されている傾向をもとに作成。最終的には各行の審査次第です。

ゴウ
ゴウ
私の法人口座は、GMOあおぞらネット銀行・PayPay銀行・三井住友銀行の3つで、落ちた銀行はありません。効いたのは住所よりも、副業で12年やっていた実績と、運営しているサイトが「実体」として見せられたことでした。バーチャルオフィスを使うなら、ホームページと事業目的をきちんと整えておくのが先です。

費用の相場と主なサービス

登記に使えるプランで月500円〜3,000円程度、郵便転送の頻度を上げると月1,500〜3,000円程度が目安です。入会金が5,000円前後かかるところもあります。

サービス月額(税込・目安)特徴
和文化推進協会(京都)550円(月500円税別)、条件により0円最安クラス。京都市の住所
バーチャルオフィス1880円+郵送実費(入会金5,500円)月4回転送付き。渋谷・広島など
レゾナンス990円(月1転送)〜1,650円(週1転送)東京・横浜の一等地。550円プランは登記不可。私が使っているのはここ
NAWABARI1,100円〜1,650円(登記可プラン)BASEなどEC事業者向けの実績
GMOオフィスサポート660円(登記不可)〜2,750円(週1転送)登記するなら1,650円の月1転送プラン以上
DMMバーチャルオフィス660円(ミニマム・年一括)〜、ベーシック2,530円〜入会金5,500円。ミニマムでも登記可(来客対応なし)
Karigo4,700円〜10,400円(入会金5,500円)老舗。全国に拠点、電話代行など

※各社公式サイトの2026年9月時点の表示。登記できるプランかどうかは必ず確認してください。

🏢 登記に使えるバーチャルオフィス

「自宅住所を会社の顔にしない」ための選択肢です。私はレゾナンスを使っています。月額と郵便転送の頻度、そして登記できるプランかどうかで選んでください。

私が使っているのはこちら

料金の安さで選びました。郵便の転送は月4〜5通ほどです。

費用をできるだけ抑えたい

登記や郵便物の受け取りを低価格で使えるプランがあります。

全国の拠点から選びたい

全国に拠点があるバーチャルオフィスです。

契約に必要なもの(本人確認)

バーチャルオフィス事業者は「郵便物受取サービス業者」として犯罪収益移転防止法の対象で、契約時に本人確認が義務づけられています。法人契約なら登記事項証明書と印鑑証明書(6か月以内)、担当者の顔写真付き本人確認書類、事業内容、実質的支配者の確認、そして転送不要の書留で住所確認、というのが標準的な流れです。設立前に個人で契約して住所を確保し、設立後に法人契約へ切り替える形も多いので、申し込み前に手順を確認しておきます。

STEP 1
設立前:個人契約で住所を確保
定款・登記に書く住所を先に決める必要があるため。本人確認書類と、転送不要書留での住所確認
↓
STEP 2
登記:本店所在地に記載
定款は最小行政区画まで、登記申請書は地番まで。ビル名・部屋番号は任意
↓
STEP 3
設立後:法人契約に切り替え
登記事項証明書・印鑑証明書(6か月以内)、実質的支配者の申告
↓
STEP 4
法人口座・税務署への届出
本店所在地の税務署・都道府県・市区町村へ届出。均等割は本店の自治体に納める

バーチャルオフィスが向かないケース

⚠️ こういう人は自宅か実オフィスを
  • 許認可が必要な業種:士業、有料職業紹介・労働者派遣、建設業、宅建業、古物商など。独立した事務所の実体を求められることが多い
  • 書留や荷物が多い:現金書留・内容証明・本人限定受取郵便・宅配便は受け取れないことが多い。キャッシュカードの本人限定郵便も注意
  • 役所からの通知を確実に受け取りたい:税務署・年金事務所・都道府県税事務所の通知は本店宛に届く。転送頻度が低いと期限物が遅れる
  • 自宅とバーチャルオフィスの自治体が違う:自宅が「事務所」と認定されると、均等割が2自治体分になる可能性がある
ゴウ
ゴウ
個人的には、副業のうちは自宅登記で始めて、取引先が増えて名刺や請求書を出す機会が増えたら本店移転、という順番でも遅くはないと思います。ただし本店移転の登記には登録免許税(同じ法務局の管轄内なら3万円、管轄が変わると6万円)がかかるので、「最初からバーチャルオフィス」のほうが結果的に安いこともあります。

まとめ

📝 この記事のまとめ
  • 合同会社は代表社員の住所非表示措置の対象外。自宅を本店にすると、本店・代表社員の両方の欄に自宅住所が載る
  • バーチャルオフィスなら会社の住所を自宅から切り離せる。月500〜3,000円程度、登記できるプランを選ぶ
  • 法人口座は銀行次第。ネット銀行には「バーチャルオフィスでも可」と明記する行があり、実体(HP・事業目的)のほうが重要
  • 許認可業種・書留が多い人・役所の通知を確実に受けたい人は自宅か実オフィス
  • 設立前に個人契約で住所を確保 → 登記 → 法人契約に切り替え、が標準的な流れ
Xでも発信しています

ひとり社長の制度の小ネタや、副業から法人化までの気づきを毎日投稿しています。

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副業から合同会社を設立して4年目のひとり社長/エンジニア
本業を持ちながら副業(口コミサイトと受託開発)を12年育て、本業と並行して合同会社を設立。その後、法人に一本化しました。いまはSESを本業に、自社Webサービスと口コミサイトを運営しています。立ち上げ前に自分が不安だったこと・迷ったことを、実際にどうだったかと一緒に書いています。
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